J1第17節 アビスパ福岡VS大分トリニータ

ついにやってきました、博多の森J1では初めての九州対決!
スタには4時過ぎに到着、開門まで30分もあるのにすでにトリサポは長蛇の列!

茹だるような暑さの中SA席へ・・・
開門30分後、つまり午後5時試合開始2時間前にゴール裏とメインスタンドSA席は満席でした。
自分たちは影でよかったけどゴル裏はつらいだろうなとか思いながらバックスタンドへ目をやるとまだまだガラガラw、試合開始時にはどの席もほぼ埋まったところを見ると、いつも駐車場を確保するために早めにスタへ駆けつける癖のついている自家用車組みの多いトリサポと公共機関を利用するアビサポの文化の違いがここにはありました。
しかし、この近さはやはり嬉しい。
少し足を伸ばせば公式戦が1試合余分に見れるのだから・・・鳥栖も上がれば年に2試合も増えることになる!移動距離が少なくなることで疲労の軽減、経費の削減、逆にそれは九州外のチームにとって負担になるわけだし・・・まあ現実的にイメージを膨らませるためにはまだまだ苦しい妄想でしかないのだけれど(笑)
試合後シャムスカが、
『今日のキックオフの前に、私も選手たちも、サポーターが青と黄色のプラカードを上げるのをしっかりと目に焼き付けることができましたが、ここはアウェーなんですけれども、彼らのおかげで、ここは本当は自分たちのホームではないかと思うことができました。本当にサポーターの皆さんには感謝したいです』
こう語ってくれたが、ピッチ練習前に出てきた西川・福元・梅崎らこれから日本を背負って行くであろう彼らへの声援は感動的で思わず彼らの名前を大声で叫んでしまうほどだった。

アビスパも負けじとビッグフラッグを掲げる。
サポである自分も久しぶりに武者震いした。

しかし、ワクワクしながら試合開始前の練習が始まるころ我が家に異変が起こった。
なんと、息子が熱を出したのだ!
で、この画像。

なんと、ガラス越しではあるがアビスパベンチのすぐ後ろ、4・5mだった。
ビデオカメラはおそらく中継のあったBS1だったのだろうが、カメラマンの視線のその先は苦虫を噛み潰した川勝良一監督なのだw
そうここは博多の森の医務室、先生は数年前までチームドクターもしていたらしい・・・
カーテンで仕切れる場所は先客がいたため息子はガラス張りのこの位置のベットで前半終了まで寝てました。
ラファエルの得点シーンはベンチが邪魔で見れませんでしたが、
川勝さんの悔しそうなリアクションやその後のイラついた表情が間近にみれて幸運だった。
熱も幾分下がったので丁重にお礼を述べ席に戻るエレベーターの中で今度はジャフェコーチに遭遇!
『今日は勝てるよね』と声をかけると『でも、難しい試合です』との返事・・・
しかし、試合中に関係者と話せるなんてw
試合は、ほとんど後半しか見れてないのだけど、
医務室の先生との会話の中で自分が言った『数センチ数ミリの玉際の強さなんだよね。』って言葉が何度もリフレインしていた。
彼はその部分は選手個々の問題だと言っていたがどうなんだろう?
去年の今頃いい試合をしながら勝ちきれなかったトリニータと同じなんだよね。
一生懸命さは伝わってくるけど殻を破れずにいる福岡。
確かに選手個々では違いはほとんど無いといってもいいかもしれないし、間近に見た福岡の選手も必死さが伝わってきたし・・・がんばって残留して欲しいと個人的には思います。

でも正直追いつかれはしても負ける気はしなかった。
横綱相撲・・・そんな言葉がピッタリ来るような試合でした。
その空気作ったのは大分の選手でありシャムスカでありスタッフでありサポーターであった。
あえていえば、九石ドーム以上の一体感を演出したサポーターがMOM。
なんとも不思議な博多の森の暑い夜。