梅崎レッズに・・・

毎シーズンこの時期になると移籍情報に一喜一憂することになる。
これもサッカーの1サポ、1ファンとしての楽しみの一つなのだが、
こと大分に限ればこの数年残念なことは出て行く選手のほうが多い点である。

期待していた梅崎があっさりとグルノーブルに期限付きながら引き抜かれたのが1年前。
それから紆余曲折あって再びトリニータの選手として戦いながらまたしても半年足らずで出て行くことが決定的となった。
大分にとっては大切な選手のはずなのに去年のこともあってあまりショックではなかった。
心の準備ができていたからだと思う。


練習場で出待ちして声をかけた時『がんばります!』とギラギラした眼で答えた彼は紛れもなく大分の期待を背負っていたし、
初出場の際、アレオ・トリニータをサポと一緒に口ずさみながら入場したのは忘れられない。
だからユース育ちの彼に大分愛がなかったとは思わない。
冷静にサッカー選手として梅崎を見た時、今が決断の時であるのは事実だし、
スターになるには移籍したほうが近道なのも事実。
彼のような野心家を脂の乗り切った選手として使いこなすにはあまりに今の大分は小さすぎた・・・

今後も有望な若手が現れるたび同じことが繰り返されるだろう、それをさせないためには現状ではお金がかかりすぎる。
スポンサー問題・・・社長の夢見るビッグクラブになるためには超えられないハードルがそこにはあるのだから。
しかしこれもサッカーの楽しみの一つなのだ。
常勝チームにはならなくとも楽しみは無限にある、今日の梅崎のニュースを聞きながら増田誓志オファーにわくわくする自分がそこにいた。