ブラジルVSフランス

ブラジル、フランス共に多人種国家、しかし大航海時代に融合が始まったブラジルに対し、植民地からの移民を受け入れることで多人種を形成していったフランスは8年前よりも深刻な人種差別が根強く残る。
試合前のラ・マルセイエーズよりも「人種差別にNOを突きつける」と書かれたフラッグのほうがいろんな意味で興味深かった。

この大会で引退を宣言したジダンと今期バロンドールロナウジーニョ
8年前の決勝はフランスが3−0。
その8年前からまだWCで負けが無いブラジルと、
WCではブラジルに2連勝中のフランスの注目の一戦!
前半開始早々ブラジルが押し込むが10分過ぎからはフランスの逆襲。
ロナウジーニョがボールを触るとマケレレビエラが身体を寄せて自由にさせない。
逆にジダンは比較的自由にボールを操り効果的なパスを供給する。
この差が前半の力関係を象徴していた。
前半終了間際ゴール前の再三のチャンスをものに出来なかったフランスだが・・・
前半同様にフランスペースでゲームは進行するが、後半12分セットプレイにオフサイドトラップを狙ったDFラインの裏に走りこんだアンリがゴール!
その後はアドリアーノを投入しロナウジーニョをトップ下に戻したブラジルが前掛りになって攻め込みフランスカウンターの展開に・・・
ロスタイム3分も決定的な場面は無く試合終了。
1−0
印象に残ったのは途中交代したがフランスの右サイドを圧倒的なスピードで駆け上がる顔に傷のある選手フランク・リベリ
http://www.sponichi.co.jp/wsplus/column_t/06630.html

これでドイツVSイタリア、ポルトガルVSフランスとすべてがヨーロッパの国に絞られた。
眠れない日々はもう少し続く。