22才の別れ

もう1週間前になるけど、
友人からチケットをいただき『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず』を見てきました。
場所は市内の300席に満たない小さなホールで1日限りの4回上映。
平日で仕事のため最後の回を見ることにして早々に到着。
20分前に入場したにもかかわらず人が多い・・・
と、目の前に監督の大林宣彦がしゃべってる!
舞台挨拶があるなんて聞いてなかったよ〜
講義に遅刻した学生のように空いている前列に座ることになったんだけど、
至近距離で主演の二人の若い女優さんと監督が見れてラッキーでしたw。
内容は母娘二代に渡る純愛物語。
筧利夫演じる現代の主人公が高校時代から22歳までを回想しながら話は進むのだが・・・
主人公の設定は44歳、自分と同学年しかも高校の舞台は津久見・・・なんだ自分じゃないかw
自分とオーバーラップさせながらあの時代のことを思い出していた。
部活に明け暮れインベーダーゲームに熱中しフォークやロックを聞いていたあの頃・・・
この映画のモチーフになった『22才の別れ』の津久見出身の伊勢正三はもちろん、
拓郎、NSP、松山千春RCサクセション甲斐バンド、クイーン、ポリス、ビートルズ、そして浜田省吾
高校時代からTVの無い下宿生活していた自分はラジカセ(古!)から聞こえる音が一番の友達でFINの聞ける短波ラジオを持っている友人が羨ましかった。
映画にはまったのもこの頃からで『ディア・ハンター』は弁当持参で何度も見ていたな〜。
おかげでその後、天神センターシネマで公開済みの名作2本立て鑑賞がメインになるのだがw。
山下洋輔『ピアニストに御用心』村松友視『私、プロレスの味方です』などマニアックな本に惹かれたのもこの頃。
この映画の主人公も鉄道マニアという設定だがそういう世代だったのかもしれない。
大林さんが自分たちよりもっと古い人なので映画の回想シーンは少々古臭く感じたが、
若い人には充分古臭いんだろうな・・・
尾道3部作に続く大分3部作の最後の舞台はどこになるのだろう?
正やんの名作で題名を予想すると、
『雨の物語』、『ささやかなこの人生』、『あの唄はもう唄わないのですか』、あたりかな?
大穴で『海岸通』(津久見に同名の通りがあります)だけど最後のフレーズ、
「港に沈む夕日がとてもキレイですね・・・」の部分、津久見の港は東向きなので港に夕日は沈みませんorz。